「ヴァイオリンケース、どれを選べばいいんだろう?」
種類が多すぎて、どれを選べばいいかわからない…という方も多いのではないでしょうか?
そんな悩みを持つ方に向けて、楽器ケース選びのポイントを「値段」「性能」「デザイン」「持ちやすさ」「安心感」の項目でわかりやすく解説。

初めて選ぶときの参考にも!
ヴァイオリンケースの選び方:5つのポイント
1. 【値段】予算と価格帯の目安は?
ヴァイオリンケースの価格は幅広いです。
🎻 低価格帯
→ 5,000円程度から
ネット通販で購入できるノンブランド品。
軽量ですが、耐久性や防水性が低い場合があります。
🎻 中価格帯
→ 60,000~100,000円
信頼できるメーカー製で、耐衝撃・防水・収納面もバランスが取れています。
デザインのバリエーションも多く、選択肢が一番多い価格帯です。
🎻 高価格帯
→ 200,000円以上
ヨーロッパの老舗ブランドやセミオーダー製品。
見た目や材質にこだわりたい方に選ばれています。
2. 【性能】耐衝撃性・防水性・収納力をチェックしよう!
ヴァイオリンをしっかり守ってくれるか、最も確認したいところです。
🎻 耐衝撃性
🎻 外装の防水性
- カーボン・グラスファイバー製:防水性と撥水性が高い
- 布製(ナイロンなど):傷がつきにくいが、水に弱い点に注意

布製のケースは、ファスナーでケース全体をしっかり閉められるところが好き!
🎻 収納力
- 小物収納スペースのサイズや使いやすさ:肩当てや松脂は入るか?
- 収納できる弓の本数:サブの弓を含め、2本以上入ると安心
- 楽譜入れの有無やサイズ:ケースに楽譜を入れたいならオブロング型がおすすめ

楽譜入れは外付けもできるよ!
3. 【デザイン】形状・カラー・色の選び方
形状によって重さや収納力が、カラーによって傷の目立ちやすさに違いがあります。
🎻 形状
- シェイプド型:スリムでスタイリッシュ、オブロング型に比べ軽量
- オブロング型(角型):収納力が高く、床に置いたときに安定しやすい

↑左がシェイプド型、右がオブロング型だよ↑
🎻 カラー・色
- 明るい色:汚れが目立ちやすいです。
- 濃い色:塗装の剥がれが目立ちやすい。(太陽などの)光で温まりやすい。
4. 【持ちやすさ】重量・フィット感は疲れにくさに直結
演奏前に体力を奪われないためにも、重さと持ち運びのしやすさは重要なチェックポイントです。
🎻 ストラップの位置とバランス
持ったときの安定性、重心の位置によって疲労度が変わります。
クッション性のあるストラップや取っ手は、肌への食い込みも少なく疲労感も軽減されます。

ケースがお尻でバウンドすると、背負いにくいよ…
🎻 持ち方との相性はよいか?
楽器ケースの持ち方は人それぞれ。
「背負う」「手提げする」「脇に抱える」など、自分の持ち方に合わせて選びましょう。
持ち方によってストラップの位置や長さとの相性があるので、確認が必要です。
5. 【安心感】信頼できるブランドやメーカーを!
信頼できるメーカーのケースを選ぶことも大切です。
大切なヴァイオリンを安全に持ち運ぶためには、多くの奏者に支持されているものがおすすめです。
メーカーの一例 | 公式サイト |
---|---|
東洋楽器(TOYO GAKKI) | https://www.stringscase.com/ |
Super Light(スーパーライト) | https://superlightcase.com/violin.html |
Carbon Mac(カーボンマック) | https://maccorp.co.jp/string/carbonmac/carbon_mac.html |
Gewa(ゲバ) | https://gewastrings.com/en |
Maurizio Riboni(マウリツィオ・リボーニ) | https://www.maurizioriboni.it/ENG/catalogo.html |
Bam(バム) | https://eu.bamcases.com/ |
Musafia(ムサファ) | https://www.musafia.com/cases.html |
Eastman(イーストマン) | https://www.eastmanstrings.com/violin/cases |
Negri(ネグリ) | https://negricases.com/?srsltid=AfmBOoo5uy_DBYJ1rYNAe_oAltA35p-EZSThOrU14zQQ9P5tf-TWnOe3 |

Gewa・Carbon Mac・スーパーライトを天候や荷物量で使い分けているよ
フィット感を確かめよう!
実際に楽器を入れて、ケースを持ってみると、見た目だけではわからないことに気が付くことがあります。
楽器や体にとってストレスの少ないケースを選びましょう。
- 重たくはないか?
→ 楽器だけではなく、弓や小物、楽譜を入れるところまで想定する。 - ストラップの位置に違和感はないか?
→ 自分の持ち方に適した位置についているか確認する。 - 重心は合うか?
→ 金具の位置によって重心が変わるため、確認が必要。
- 無理なく収まるか?
→ フィット感がきついと、楽器にストレスがかかるほか、楽器に布の模様が付いてしまうことも。 - 楽器が動かないか?
→ フィット感がゆるいと、楽器が動いてしまい故障の原因にも。 - 高さは適切か?
→ 楽器によって膨らみが違うため、駒を圧迫しないか確認が必要。

楽器が引っかかって入らないケースがあったよ!
まとめ
ヴァイオリンケースを選ぶときは、「楽器を安全に入れられるか」と「自分にとって使いやすいか」のバランスを見ることが大切です。
大切な楽器をしっかり守れるケースを選んで、長く安心して使いましょう。
最近はカラーも豊富で、おしゃれも楽しめますよ。
- 値段:楽器の値段もひとつの指標に。平均は6万〜8万円台。
- 性能:耐衝撃・防水性・収納力のほか、収納スペースの使いやすさもチェック
- デザイン:形や色で個性を。重量感は移動のしやすさに直結
- 持ちやすさ:体・楽器に合っているか確認。
- 安心感:信頼性のあるブランドがおすすめ。

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