【スメタナは食べ物?ブルックナーは酒豪?】オーケストラの作曲家を深掘り!-クラシック音楽クイズ③-

クイズ 3 作曲家 食 クイズ

クラシック音楽の巨匠たちにも、ちょっと笑える食のエピソードがいっぱい!今回は「作曲家と食」にまつわる豆知識を、クイズ形式で楽しく深掘りします。


くまリン
くまリン

作曲家たちの“美味しい”一面をのぞいてみよう!

問題
ベートーヴェンはある食材を調理するとき、その数にとことんこだわっていました。さて、その食材とは何でしょう?

A. マスタードの粒
B. コーヒー豆
C. ライ麦
D. カシスの実




答え
B. コーヒー豆


解説
ベートーヴェンは朝のコーヒーに強いこだわりを持っていました。1杯を淹れるのに、コーヒー豆を60粒きっちり数えるのがルール!
1粒でも間違えると最初から数え直したそうです。
来客が見ていてもお構いなしだったとか…。まさに職人気質ですね。

ちなみに当時の淹れ方は、トルコ式だったと言われています。

くまリン
くまリン

60粒は、ちょっと濃いめかな?

問題
シューベルトは、食べ物にちなんだあだ名で呼ばれていました。さて、そのあだ名はどれでしょう?

A. シュニッツェル君
B. マッシュルームちゃん
C. チョコレート坊や
D. クネーデルくん




答え
B. マッシュルームちゃん( 小さなキノコ/Schwammerl )


解説
身長およそ152センチ、ちょっとぽっちゃり体型だったシューベルト。その愛らしい見た目から、友人たちは彼を「シュヴァンメル(Schwammerl)」=“小さなキノコ”と呼んでいました。
本人もまったく気にせず、親しまれていたそうです。

もっと詳しく

・「Schwamm」はオーストリア・バイエルン方言でキノコの意味
・「-erl」は“小さくてかわいい”というニュアンス

くまリン
くまリン

あの「歌曲の王」がキノコちゃん!?

問題
イタリアの作曲家ロッシーニは、美食家としても有名でした。彼が愛した3つの食材の組み合わせといえば、どれでしょう?

A. 牛フィレ肉、フォアグラ、トリュフ
B. 鴨肉、ブラックオリーブ、ゴルゴンゾーラ
C. キャビア、トマト、バジル
D. プロシュート、ポルチーニ茸、パルミジャーノ・レッジャーノ




答え
A. 牛フィレ肉・フォアグラ・トリュフ


解説
ロッシーニは音楽だけでなく、料理にも並々ならぬ情熱を持っていました。その情熱は、作曲家を引退後にレストランを経営するほど!
この贅沢な組み合わせは、後に“ロッシーニ風(à la Rossini)”と呼ばれるようになり、今でも世界中で愛されています。

くまリン
くまリン

イタリアンワインも添えて、どうぞ召し上がれ~!

問題
アントン・ブルックナーは音楽だけでなく、大のお酒好きとしても知られています。彼が特に愛したお酒はどれだったでしょう?

A. ワイン
B. ビール
C. ウィスキー
D. シャンパン




答え
B. ビール


解説
オーストリア・ザルツブルク出身のブルックナーは、筋金入りのビール党。毎晩決まった時間にビアホールへ通い、ジョッキ10杯近く飲むこともあったそうです。

敬愛するワーグナーとやっと会ったときも、出されたビールで泥酔してしまい、献呈する(捧げる)交響曲を間違えそうになったとか…!

くまリン
くまリン

このとき献呈した交響曲第3番は、「ワーグナー」の愛称があるね!

問題
チェコの作曲家ベドルジハ・スメタナ(Bedřich Smetana)。彼の名字「スメタナ」は、チェコ語である食べ物を意味します。さて、それはいったいどれでしょう?

A. パン
B. イチジク
C. クリーム
D. ハチミツ




答え
C. クリーム


解説
「スメタナ(Smetana)」はチェコ語で“クリーム”の意味。もともとは乳製品に関わる人を指す職業姓だったようです。

チェコでは、自然・食べ物・動物に由来する名字が多くあり、「ヤホダ(Jahoda)」=イチゴさん、「ツブルカ(Cibulka)」=小さな玉ねぎさんもいます。

もっと詳しく

スメタナはサワークリームに似た、クリーム状のヨーグルト。
酸味が控えめで、粘りが少なくふわんわりしています。
本格的なスメタナには、ダヒ(Dahi)種菌を使うのがおススメ!


作曲家たちは、音楽だけでなく食にも深いこだわりを持っていました。コーヒー豆を数えたベートーヴェン、美食を極めたロッシーニ、そして“キノコちゃん”と呼ばれたシューベルト…。
こうしたエピソードを知ると、クラシック音楽がぐっと身近に感じられますね!

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