アマチュアオーケストラってどれくらい費用がかかるの?
入団費や団費、演奏会費から合宿・チケット代まで、実際にかかるお金についてご紹介します。
オケ活動を始める前に知っておきたい、お金の話。

ステージでの華やかな姿とは裏腹に、「オケ活貧乏」なことも
アマチュアオーケストラには意外とお金がかかる!
- 演奏会ホールの料金
- 演奏会用の衣装代
- 指揮者の指導料
- 練習場所のレンタル代金
- 楽器メンテやレッスン費用
- 毎回の交通費
- 打ち上げ代
- 合宿費

団に支払う費用と、個人にかかる費用に分けて説明するよ
団に支払う主な費用一覧(例)
入団費や団費、演奏会費、合宿費、チケット代など…オーケストラ運営にはいろんなお金がかかります。
呼び方や金額は団によってさまざまですが、今回はよくあるパターンをざっくりまとめました!
1. 入団費
入団時に一度だけ支払う費用:
一般的には数千円程度のようです。
入団にともなう初期費用に使われることが多いです。
2. 団費(月額、年額など)
月や年などの区切りごとに支払う費用:
一般的には数千円程度のようです。
練習場所の部屋代、団所有楽譜の購入費用、特殊楽器(ティンパニなど)のレンタル料、楽譜の印刷代など、運営経費に充てられるものです。
社会人オケの中には学生割引があるオケもあります。
3. 演奏会費
演奏会に参加する費用:
一般的には数万円程度のようです。
演奏会まわりの費用で、ホールや楽屋のレンタル代や指揮者への謝礼、チラシの印刷代、舞台上で渡される花束代などに充てられます。
ホールの規模やソリストの有無、特殊楽器の数によって毎回増減します。
「団費」と一括して、「参加費」とする団もあります。
4. 合宿費
合宿に参加する費用:
日帰りか泊まりかで、金額は数千円から数万円と幅広いです。
宿泊費や大型楽器(ティンパニ、ハープなど)の運搬費のほか、レクリエーション(懇親会や宴会)の費用が含まれる場合もあります。
合宿は社会人オケでは稀ですが、学生オケではよくあります。
5. チケット代
チケットの費用:
有料の演奏会を行う場合、演奏会費に数枚分のチケット代(いわゆるノルマ)が含まれることがあります。
チケットを手売りすれば回収できますが、アマオケでは無料で配ることが多いです。
自分に掛かる費用一覧(例)
オーケストラにかかる費用は、団に支払うものだけではありません。
個人の活動にかかる費用も結構あり、活動を長く続けるなら、見落としてはいけない出費です。
衣装代
本番の演奏会では、黒を基調にしたドレスやブラウス、シャツ、靴など指定されることが多いです。
買い揃えるとなると意外と出費がかさむことも。
男性のフォーマルや女性のロングスカートは、しっかりしたものだと数万円することもあります。
レッスン代
個人レッスンに通う人も少なくありません。
1回あたり5,000〜10,000円くらいが相場で、月に1〜2回受ける人が多いようです。
楽器メンテナンス代
弦楽器などは定期的なメンテナンスが必要です。
たとえばヴァイオリンなら弦の交換(1セット7,000〜30,000円)や弓の毛替え(5,000〜10,000円)が年に数回発生します。
打ち上げ代
「演奏会後の打ち上げ」「新しい団員の懇親会」など、5,000円前後が相場です。
オーケストラの奏者が入る広さの打ち上げ会場は、なかなかないためお店探しも一苦労。
2次会、3次会と参加すると…。

「ついつい毎回参加しちゃう」タイプの人、いますよね!
交通費
社会人オケでは、施設を借りて合奏を行うことがほとんどです。
特に土日は場所の争奪戦のため、多少遠くても仕方がありません。
じわじわ効いてくる出費です。
まとめ
アマチュアオーケストラでは、さまざまな費用がかかります。
最近は物価高の影響で、ホールや練習場所のレンタル費用も値上がり傾向にあります。
複数のオケに魅力を感じてしまうかもしれませんが、入団前に「どのくらいの頻度で演奏会があるか」「演奏会費がいくらか」を確認することをおすすめします。
音楽と仲間に出会える貴重な場だからこそ、費用の見通しを立てて楽しむことが大切です。

詳細は団に問い合わせてみましょう!