ホールや練習場で譜面台の貸し出しがないと、合奏は「譜面台持参」になります。
譜面台が増えるだけで、手荷物が体感50%増しになりませんか?
「できれば持っていきたくない」それが本音ですよね。

くまリン
カバンに収まりきらなくて、、
「譜面台を持っていかないとどうなるか?」を考えてみましょう。
逆説的に結論が見つかると思います。
キーワード
- 持っていかないことのデメリット(演奏面、印象面)
- 譜面台を持ちやすくする工夫
譜面台
サイズ感
譜面台の一例 | 長さ(折りたたみ時) | 重さ | 素材 |
---|---|---|---|
ヤマハ: MS-260AL | 45 cm | 730 g | アルミ |
キクタニ: KMS-4 | 48 cm | 1250 g | スチール |
キョーリツ: MS-3AL | 54 cm | 600 g | アルミ |
持ち運びイメージ
50 cm前後の譜面台は、たいていのカバンから飛び出ます。
重さは、500 mLのペットボトル1~2本分です。


くまリン
マチも10 cmは必要だよ
譜面台を持っていかないとどうなる?
メリット
- 荷物が少なくなる
- 荷物が軽くなる
デメリット
- 楽譜を置けない
- レンタル料を支払わなければいけない
- 貸してくれる人を探さなければならない(借りられるとも限らない)
- 他の人に貸してあげられない
- 楽器ケースに立てかけて不安定な状態で弾かなければならない(目線が下がり指揮者も見にくい)
- 合奏に臨む姿勢に、積極性や真剣さが足りないと思われる。
- オケ仲間、指揮者に対する敬意が欠けていると思われる。
譜面台の工夫
譜面台持参の合奏で、譜面台を持っていかないことは、演奏面だけでなく周りへの印象にも影響があります。
音楽と真正面から向き合うためにも、譜面台は持っていくことをおすすめします。
持ちやすくする
- より小型で軽量の譜面台に替える
アルミ製が軽くておすすめ。その分倒れやすかったり、ぐらつきやすいので注意が必要。 - 譜面台が入れやすいカバンに替える
長さに合わせると相対的に大きくなりがち。譜面台だけ独立して持つならワイン用バッグもおすすめ。 - 肩掛けできるケースに替える
メーカーによっては、付属のケースにストラップやショルダー紐が付いています。
譜面台はハードケースではなく、ソフトケース入りのものをおすすめします。
プルトで交代制にする
プルト弾きの弦楽器なら、譜面台は2人で1本で済みます。
同じプルトの人と調整して、交代制で持っていくのも一つの工夫です。
その場合も、突然の欠席や遅刻、早退に対応できるようにしておく必要があります。
持っていけなかった場合の対処方
マナーとして譜面台は毎回持っていくことをおすすめしますが、それが難しいこともあります。
「うっかり忘れてしまった」「チラシやDVDなど他の荷物があり持ってこられなかった」、そういうことは起こります。
貸し出しの有無を調べたり、事前にメンバーに連絡を入れておき、借りやすくしておきましょう。
さいごに
- 譜面台は持っていく
- より良い持ち方(サイズ、カバン、ケース、交代制)を考える