楽器を始めたい、もっと上達したいと思ったとき、どんな教室を選べばよいのか迷う方も多いのではないでしょうか?
この記事では、代表的な4つの教室タイプを比較し、それぞれのメリット・デメリットと、向いている人の特徴を紹介します。
目的別おすすめ
- まずは気軽に始めてみたい → 個人教室 or 楽器店教室
- 高いレベルを目指したい → プロオケ奏者の教室
- 時間や場所にとらわれたくない → オンライン教室
- 子どもに習わせたい → 楽器店 or 地元の個人教室
レッスン教室のタイプ
レッスン教室には、①楽器店の教室、②プロオーケストラ奏者の個人教室、③個人(音大卒など)の教室、④オンライン教室などがあります。
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
教室のタイプ
- 楽器店の教室
- プロオーケストラ奏者の個人教室
- 個人(音大卒など)の教室
- オンラインの教室
① 楽器店の教室
ヤマハや島村楽器などのレッスン教室が有名です。
メリット
- 楽器の貸し出しが可能
楽器店によっては貸し出しサービスがあり、自分の楽器がなくてもレッスンを受けることができます。
楽器を購入時は、レッスン生割引がある場合も。 - 豊富なレッスンコース
個人レッスンやグループレッスンのほか、子ども向け、初心者・大人向けなど、さまざまなレッスンコースがあり、カリキュラムもしっかりしています。 - 講師が複数在籍
講師の数が多く、自分に合った指導を受けやすいです。
どの年代の人にも通いやすいでしょう。 - 仲間と出会える
グループレッスンや発表会などを通じて、仲間とつながる機会があります。 - 好立地
多くの楽器店は、駅前や商業施設内など、アクセスの良い場所に多くあります。
デメリット
- 料金が高め
教室の賃料や事務手数料が加わり、料金が高めになることがあります。 - マニュアル的な指導
マニュアルに沿った指導になりがちで、生徒個人に合わせた柔軟な指導がしづらい場合も。 - スケジュールが固定されがち
毎週決まった曜日・時間に通う形式が多く、柔軟な調整が難しいことがあります。

くまリン
練習計画が立てやすいのはいいよね!
② プロオーケストラ奏者の個人教室
プロオーケストラの団員が、個人的に生徒を取ることがあります。
メリット
- オーケストラ曲の指導が受けられる
オーケストラで演奏している講師から、実践的な合奏技術を学べます。 - ハイレベルな指導が可能
音大受験、コンクール、オーディションに向けた指導に対応できる講師も多いです。
また、海外での演奏経験は、音楽をより深く理解する助けになるかもしれません。 - 現役プロの最新情報
現役奏者ならではの技術・知識のアップデートが早く、より実践的な内容も指導してもらえます。
デメリット
- スケジュールが不定期
本業の演奏活動が多忙だと、定期的なレッスンが難しい場合も。 - レッスン料が高額
一般的に高額な傾向があります。 - 見つけにくい
紹介制だったり、生徒募集を公にしていない場合もあります。

くまリン
初心者には少しハードルが高いかも!
③ 個人(音大卒など)の教室
メリット
- 探しやすい
教室の数が多いので、ネットやマッチングサイトで、希望条件に合う先生を見つけやすいです。 - 柔軟な指導
生徒一人ひとりに寄り添った、丁寧な指導が受けられることが多いです。
アットホームな雰囲気は、初心者やお子さまにも向いています。 - スケジュールが調整しやすい
講師と直接やり取りできるため、予定に合わせやすいです。 - 料金が比較的安価
特に自宅教室の場合、リーズナブルな料金設定が多いです。
デメリット
- 質のばらつき
指導力や経験に差があるため、自分に合う先生を見つけるまでに時間がかかることも。 - アクセス面の課題
自宅教室は駅から離れていることも多く、やや不便な場合があります。 - 成人男性の受け入れ制限
女性講師の自宅教室では、成人男性の受講を制限していることがあります。
④ オンライン教室
メリット
- 自宅で受講できる
移動の必要がなく、天候や交通事情に左右されずにレッスンが受けられます。 - スケジュールの柔軟性
講師とのスケジュール調整がしやすく、忙しい人にも向いています。 - 幅広い講師と出会える
近所に希望の教室がなくても、地域に関係なく、全国・世界中の講師から選べます。 - 録画して復習できる
レッスンを録画すれば、見返して練習ができます。
デメリット
- 音質・タイムラグの問題
ネット環境により音が途切れる・遅延することがあります。
アンサンブルには不向きの場合も。 - 細かい指導が難しい
姿勢や手の使い方など、細かい部分が画面越しでは見えにくく指導が難しい場合があります。 - 器材準備が必要
PCやタブレット、ネット環境、マイク、カメラなどの機材が必要です。 - モチベーションの問題
自宅受講は集中力が途切れやすく、継続が難しい人も。

くまリン
講師や他の生徒とのつながりは薄くなりがち
音楽教室のタイプ別「向いている人」一覧
教室タイプ | 向いている人の特徴 |
---|---|
楽器店の教室 | ・初心者の方 ・お子さまの習い事として検討中の保護者 ・安心して通える環境を重視する方 |
プロオーケストラ団員の教室 | ・中〜上級者 ・音大やコンクールを目指す方 ・演奏技術を本格的に学びたい方 |
個人教室(音大卒など) | ・マイペースに学びたい方 ・お子さまやシニア世代 ・アットホームな指導を求める方 |
オンライン教室 | ・通学が難しい社会人 ・子育て中の方 ・地方在住で教室が近くにない方 ・自分のペースで続けたい方 |
まとめ
教室を選ぶときのポイントは、自分の「目的」と「ライフスタイル」に合っているかどうかです。
まずは体験レッスンをいくつか受けて、講師との相性や教室の雰囲気をチェックするのがおすすめです。

くまリン
体験レッスンは楽器を貸してくれる教室もあるよ!