楽器ケースを持っている人を見かけた時、何の楽器か見分けがつきますか?
最近どの楽器も、定番の形にとらわれない、デザイン性が高いケースが増えています。
特に、カーボン素材やグラスファイバー製のカラフルな楽器ケースが増え、デザインも各メーカー独自のものが増えています。
今回はそんな楽器ケースの見分け方と、見間違いやすいケースを個人的ランキングでご紹介します!

オケ歴25年でも結構見間違えるんだよね…
楽器ケースの進化
かつてのヴァイオリンケースといえば、ひょうたん型(シェイプ型)か四角い角型(オブロング型)が主流。
カラーも黒・茶系が定番で、「いかにもヴァイオリン!」という雰囲気でした。
ところが今では、個性的なカラーや形状のケースがどんどん登場。
特に軽量で丈夫なカーボンケース・グラスファイバーケースの普及により、楽器ケースも多様化が進んでいます。

管楽器もカーボンケース増えたよね
見てもわからない!?見間違いやすいケースランキング👑
「ヴァイオリンかと思ったらウクレレだった!」「まさかの大正琴だった!」
そんな“見間違え”を、ヴァイオリンケースとの見分けが難しい順にランキング形式でご紹介します。
- 難易度90:ヴィオラ
- 難易度80:大正琴
- 難易度75:ウクレレ
- 難易度60:バスクラリネット
- 難易度50:ファゴット
- 難易度-:チェロの分数楽器
1. ヴィオラ:難易度90★★★★★
ヴァイオリンとほぼ一緒!フォルムが同じでサイズが少し違うだけ。
特に初心者や一般の人には、違いがほとんどわかりません。
ヴィオラはヴァイオリンよりも一回り大きく、厚みもあります。
ただし、小学生以下の子どもが持っているのはほぼヴァイオリンです(幼少期からヴィオラを習う人は少ないため)。

2. 大正琴:難易度80★★★★☆
ほぼオブロング型!和楽器ケースも欧米化。
実は意外と多い見間違いが「大正琴」。
洋風デザインのケースは、ヴァイオリンケースとそっくり!
サイズはやや短め&細めですが、見た目はかなり紛らわしいです。
ヴァイオリンケース
大正琴ケース

3. ウクレレ:難易度75★★★★☆
コンサートウクレレはほぼヴァイオリン!サイズによって見分けの難易度が変わる。
ウクレレのケースは、分数バイオリンやひょうたん型ケースとそっくり。
なかでもコンサートウクレレは、ネックも長くよく似ています。
ポイントは「弓が入っていない分、少しコンパクト」なこと。
持っている人の服装や雰囲気から判断できることもあります。

ヴァイオリンケース
ウクレレ
4. バスクラリネット:難易度60★★★☆☆
もしかしたら見間違えるかも?
シャイニーケースなどの背負える四角型ケースは、見た目がヴァイオリンのオブロング型ケースとそっくり。
バスクラの方が縦に長く、下部が厚めになっていることでも見分けられまます。
ヴァイオリン
バスクラリネット
5. ファゴット:難易度50★★☆☆☆
一瞬見間違えるかも?
ファゴットのケースも、ヴァイオリンと一瞬見間違えるサイズと形。
ただし、横幅は広め&厚みは薄め。オケの奏者は見間違えることは少ないと思います。
ヴァイオリン
ファゴット
6. チェロ型ヴァイオリンケース:難易度-
見間違わないわけがない!
「Fiumebianca(フューメビアンカ)」というシリーズに、チェロ型のヴァイオリン/ヴィオラ用ケースがあります。
小型のチェロケースにそっくりなので、チェロの分数楽器と間違えられることも。
でもとってもレア!25年間で一度しか見たことないケースです。
島村楽器のサイトに情報がありました。

安定感も良くて、すごくかわいいケースだったよ!
まとめ|楽器ケースの見分け方は「形+サイズ感+雰囲気」がカギ!
楽器ケースは軽量化、デザイン性が進化して多様化しています。
見た目で何の楽器かを当てるのはなかなか難しいことも多いです。
でも、サイズ感・形・持っている人の雰囲気を観察すれば、案外ヒントはあります!!
ぜひ今回のランキングを、オーケストラ仲間との会話のネタにしてみてくださいね