アマオケ奏者向け！音楽記号のおさらい【クイズⅠ】

オーケストラの練習中、経験と感覚で何となくとらえている音楽記号、ありませんか？
特に弦楽器奏者の楽譜には、特殊な奏法や記号が次々と登場します。

「知ってるようで実はあやふや」、「雰囲気は分かるけど上手く説明できない」。
そんなアマチュアオーケストラ奏者に向けて、音楽記号をクイズ形式でおさらいします！

🎼 アマオケ奏者向け！音楽記号のおさらい【クイズⅠ】

くまリン

1問目からもう分からないんですが。。

解答例：
① sfp：強く演奏した後にすぐに弱くする。
② sfz：突然強く演奏する（アクセント的）。

解説：ヤマハ「音楽用語ダス」を参照します。

① sfp

スフォルツァンド・ピアノ［sforzando piano（伊）］
強弱記号。強く、ただちに弱く、を意味する。
https://www.ymm.co.jp/word/

② sfz

スフォルツァンド［sforzando（伊）］
強弱記号。突然強く、を意味する。
https://www.ymm.co.jp/word/

ニュアンスの違い

A. 〜の下で
B. 〜を使って
C. 〜の上で

くまリン

「スル〇〇」って読むんだよね

正解：C

解説：「sul」はイタリア語で「〜の上で」

A. Very Slow（とても遅く）
B. Volti Subito（すぐにページをめくって）
C. Violin Solo（バイオリンソロ）

くまリン

「V.S. だから切り貼りしておこう！」

正解：B

解説：「すぐに（Subito）めくる（＝Volti）」という意味です。
テンポが速い楽章では、早くめくらないと次の音符を弾きこぼしてしまうことがあります。

A. 「」
B. 「D.C.」
C. 「D.S.」

くまリン

読めるけど書けない自信、あります！

正解：C

解説：「（セーニョ）」は「D.S.（ダル・セーニョ）」とセットの音楽記号で、「D.S.」まで演奏したら「」へ戻ります。

A. ①英語、➁イタリア語、③ドイツ語
B. ①ドイツ語、➁イタリア語、③英語
C. ①イタリア語、➁フランス語、③英語

くまリン

楽譜の一番上に書いてあるよね！

正解：B

解説：

A. ①「すぐに」、➁「より少なく」
B. ①「常に」、➁「より多く」
C. ①「とても」、➁「次第に」

くまリン

ちゃんと分かってないかも、、

正解：B

解説：①「sempre（センプレ）」は、「常に」、➁「più（ピュウ）」は「より多く」という意味です。
「più f（p）」は直前に出ている音楽記号に対して、「その音よりも強く（弱く）」なので注意！

例

記号表記	読み方	意味（日本語訳）	解説
sempre forte	センプレ・フォルテ	常に強く	音量を落とさずにフォルテのまま続ける
sempre piano	センプレ・ピアノ	常に弱く	音量を上げずピアノのまま続ける
più mosso	ピウ・モッソ	より速く	テンポを上げる
più lento	ピウ・レント	より遅く	テンポを落とす
sempre più agitato	センプレ・ピウ・アジタート	常により激しく	だんだん激しさを増していく
sempre più cresc.	センプレ・ピウ・クレッシェンド	常によりクレッシェンド	絶え間なく音量を上げていく