バイオリン用チューナーの選び方|タイプ別の特徴とおすすめを解説!

35 チューナー 楽器・持ち物

楽器の音程を正確に整えるために欠かせないのが「チューナー」。
でも、スタンド型・クリップ式・アプリタイプなど、種類が多くて迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?

この記事では、楽器用チューナーの種類とそれぞれの特徴選ぶときのポイントをわかりやすく解説します。


オーケストラやアンサンブルでは、演奏の基準となる「A(ラ)」の音程を全員でそろえる必要があります。
独奏や室内楽でも同じく、正確なピッチ合わせがとても重要です。

日本の多くのオーケストラでは「A=442Hzヘルツに設定されていることが多いですが、曲の年代やスタイルによっては「A=415Hz」や「A=444Hz」になることも。

ヘルツ(Hz)ってなに?

「A=440Hz」や「442Hz」の「Hz(ヘルツ)」は、音の高さを表す単位です。
例えば「A=442Hz」は、1秒間に442回振動する音という意味。
数字が大きいほど音は高く感じられます。

くまリン
くまリン

ポップスでバンドに入るときは「A=440Hz」が多いよ!

  1. 耳チューニングが苦手な人
    オーボエからのチューニングの合わせる自信がない人は、合奏開始前にチューナーで合わせておきましょう。
    5度の耳チューニングが苦手な人も、チューナーを使って事前に確認しておくと◎
  2. 耳で覚えている人
    長く楽器を弾いている人の中には、「A=442Hz」を耳で覚えられている人もいます。
    合奏直前のオーボエからのチューニングが最終的なHzになる(楽器の状態や気温によって、必ずしも442Hzとは限らないことも)ため、大まかにしか合わせない人もいます。
    そんな人も、「A=442Hz以外」のチューニングのため、チューナーは持っておいた方が安心です。
  3. 音程を常に確認したい人
    個人練習などで常に音程を確認したい人は、チューナーを常に視界に入れながら弾きましょう。
くまリン
くまリン

A線(基準音)はチューナーから、その他は耳で合わせられると理想的!

バイオリン向けのチューナーにはさまざまなタイプがあります。
それぞれの特徴を比較しながら、自分の使い方に合ったタイプを選びましょう。

チューナー 選び方

譜面台や机の上に置いて使う、スタンダードなタイプ。
メトロノーム機能付きのモデルも多く、個人練習でも活躍します。
基準音(A)が、いろいろなHzで鳴らせるものもあり、耳でのチューニング練習にもなります。

特徴:
  • ディスプレイ表示で、音の高低が見えやすい
  • メトロノーム機能付きも
  • ピッチの設定が可能(442Hz 、440Hzなど)
  • スピーカー内蔵で、基準音(Aなど)を鳴らせる
  • マイク接続で、高感度に音を感知
  • 弦楽器、管楽器を中心に多くの楽器に使用可
こんな人におすすめ:
  • メトロノーム機能も欲しい人
  • チューナーで基準音を鳴らしたい人
  • 視覚で音の高低を確認をしたい方
くまリン
くまリン

長年KORGを愛用しているよ!壊れにくくて電池も長持ち!

\最もスタンダードなチューナー/
\マイク付きでより感度良く

ペグボックス(弦楽器)やベル(管楽器)に直接クリップで取りつけて使うタイプ。
騒がしい場所でも正確なピッチ測定ができる、オーケストラ向きのチューナーです。

特徴:
  • 振動で音を感知するため、周囲の音に左右されずに使える
  • コンパクトで軽く、持ち運びやすい
  • クリップの角度調整ができ、視認性も◎
  • 常時装着でき、演奏中もピッチ確認可能
こんな人におすすめ:
  • 騒がしい場所でもしっかりチューニングしたい人
  • チューナーを付けたまま楽器を弾きたい人(常にピッチを確認したい人)
  • 持ち運び重視派
くまリン
くまリン

周りがうるさくて、自分の音にチューナーが反応しない!って心配がないね

ヴァイオリン・ヴィオラ用/
チェロ・コントラバス・クラリネット、サックス、オーボエ、ファゴット、ホルン、ユーフォニアム、チューバ用
\トランペットやコルネット、トロンボーン用/

昔ながらの、「A(ラ)」音を出す金属製の道具
自分の楽器の音で基準音をならせるため、電子音でのチューニングが苦手な人におすすめです。

特徴:
  • 楽器を振動させて、「A(ラ)」を鳴らす
  • 電源が不要
  • 軽量で持ち運びしやすい
  • 周囲が静かでないと聞き取りにくい(音が小さい)
こんな人におすすめ:
  • 自分の楽器で基準音を鳴らしたい人
くまリン
くまリン

電子音だと、なんだか合わせにくいって人にもおすすめ!

スマートフォンにアプリを入れるだけで、手軽に使えるチューナー。
チューナーを忘れたときに、サッとダウンロードで使えるのも◎

特徴:
  • スマホで手軽にチューニングが可能
  • 広告表示されることがある
  • 精度には注意が必要
  • スマホのマイク性能に左右される可能性も
  • 無料〜で使用できる
こんな人におすすめ:
  • コスパ重視派
  • まずは気軽にチューナーを使ってみたい人
くまリン
くまリン

荷物が減るのは嬉しいね!

楽器チューナー by Piascore - Piascore
楽器チューナー とピッチパイプが、あなたの楽器の速くて正確なチューニングをサポート とても見やすいディスプレイ
バイオリンチューナー - LikeTones - Google Play のアプリ
プロのバイオリンチューナーと一緒にバイオリンを調律してください。 簡単なバイオリンのチューニング。
‎バイオリンチューナー - LikeTones
‎無料。 広告なし。 高精度のプロフェッショナルバイオリンチューナー。 多くの機能があるため、バイオリンをチューニングするためのシンプルかつ非常に効果的な方法です。プロのバイオリンチューナー私たちは、最高品質のバイオリンチューニングを実現す...
  • 精度の高さ → 基準音は正確か?メーターの反応速度は良いか?
  • 音の拾いやすさ → 周囲の音に左右されにくいか?
  • 表示の見やすさ → 画面のデザイン、明るさは良いか?
  • ピッチ設定の自由度 → 440Hz~442Hzなどピッチを変えられるか?
  • その他の機能 → 基準音を鳴らしたい、メトロノームを使いたいなど、希望の機能が備わっているか?
  • スタイルに合うか → 常時装着・持ち運びなど、用途に合っているか?
  • 基準音の聴きやすさ → ボリュームや音の質はチューニングに適しているか?
くまリン
くまリン

大切なチューニングが疎かにならないよう、良いものを選ぼうね!


バイオリンのチューナーと一口に言っても、実にさまざま。
ご自身の練習スタイルや好みに合わせて、ぴったりの一台を選んでくださいね!

耳でのチューニングが苦手な人は、まずはチューナーで全ての弦を合わせましょう。
最終的には、オーボエからの「A」と2弦ずつのチューニングができるように、チューナーを使いながら練習してください!

タイトルとURLをコピーしました